こんにちは!編集の酒井です。
さて、問題。グリロケ選手たちが毎日行く場所はどこでしょうか?
練習場?トレーニングジム?
そうそう。ラグビーを日々頑張っている彼らにとっては職場のような場所ですからね。
でもオフの時は、多くの選手が向かっているのが「カフェ」。
ラグビー選手って本当にコーヒー好きが多くて、練習の前後や、練習の合間なんかにもカフェでコーヒーブレイクをしている姿がちらほら見受けられるそうです。
特に我孫子駅前のカフェ・WITH TRIANGLE COFFEEと、今回取材させていただいた湖北駅前の36COFFEEは選手の憩いの場所になっている様子。
そんなオフの選手たちを一番近くで見守っている店主の美夢さんに、グリロケの選手たちがどのようにコーヒーブレイクを楽しんでいるのかをお伺いしてきました!
聞き手・編集:酒井公太
コーヒーの師匠が繋いだ、グリーンロケッツとのご縁。

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早速ですが、36COFFEEさんには、日々、グリーンロケッツの選手たちがたくさんいらっしゃるとお伺いしています。
美夢さん
はい!本当にありがたいことです。
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そもそも最初に選手たちが入ってきた時から、グリーンロケッツの選手であることはご存知だったのでしょうか?
美夢さん
いや、実は全く知らなかったんですよ。
ただ、明らかに大きい方が多いので、この辺りの出身の方で無さそうだな。
くらいの認識でしたね笑
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初めてお店に選手が来た時のことを覚えていますか?
美夢さん
最初はティノ(マリティノ・ネマ二)だったと思いますね。髪型がものすごい特徴的だったので覚えてます。

ただ、その時も特に「ラガーマンです」みたいなやり取りは無かったんですよ。
本当に一人のお客様として接していました。
ティノは初来店した翌日からも毎日のように来てくれて、そこから他の海外の選手や、日本人選手たちもたくさん来てくれるようになったんです。
そのあたりで何をされている方なのかを伺った時に「NECグリーンロケッツの選手たち」と知ったんですよね。

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へぇー!ティノが最初にフラッと入ってきたところから、今に至るわけですね。
美夢さん
多分、我孫子にあるWITH TRIANGLE COFFEE(以降WTC)の青木さんが、ティノにウチの店のことを紹介してくださったと思うんですよね。
「(NECの練習グラウンドである)我孫子グラウンドの近くに良いカフェがあるよ」って。

それでティノが来るようになってからは、練習の前後や、合間にも選手が来てくれるようになったんですよね。
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そういえば、WTCの青木さんが言ってたことですが、
「ティノは本当に無類のコーヒー好きで、昔は美味しいコーヒーを探してわざわざ都内まで行っていたんだけど、ウチのコーヒーは気に入ってくれてるみたいで、他のコーヒー好きの選手たちにも拡げてくれたんだ」って。
多分、その信頼もあったから、紹介された36COFFEEに来てくれたんでしょうね。
青木さんとは、どのような形で知り合ったんですか?
美夢さん
私の主人が美容師なんですけど、青木さんは主人のお客様だったんですよ。前から面識はあったんです。
今思えば、青木さんのカフェに遊びに行った時には、毎回ものすごい体の大きいお客さんがいるなぁって記憶はありますね。
あれってグリロケの選手たちだったんですよね。
そのお客さんたちが青木さんの紹介で、ウチにも来てくださっている…という。

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青木さんは美夢さんにとって師匠でもあるし、なんというか福の神的な存在でもあるんですね。
美夢さん
はい!本当に青木さんのおかげなんです!
今でもわからないことがあれば、やはり青木さんに相談しますしね。
選手としてではなく、一人の人間としてくつろいでほしい。

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この36COFFEEのような「カフェ」と言う場所はグリロケの選手にとって、どのような場所になっているんでしょうか?
美夢さん
リラックスする場所として使ってもらっている感じがあります。
例えば、コーヒーを注文後、店舗の前のベンチで、持ってきたお弁当を食べていたりとか。
そういう感じでこの場所を使ってくれているのは、私としては本当に嬉しいんですよね。
良い意味で「気を使っていない感じ」が伝わってきますから。
ー
選手たちのくつろげる場所になっているんですね。
そういえば、この前、僕がこちらにお伺いした時も、選手のご家族の方が小さいお子さん連れてコーヒー頼みにきていましたよね。
だから、海外から来た方でも、安心できる場所になっていることは本当に伝わってきました。
美夢さん
本当に、そういうふうに思ってもらえていれば、嬉しいですよね。
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今は、グリロケの試合も観戦しにいったりするんですか?
美夢さん
はい!しますね!
それこそ、青木さんのご家族と一緒に。今シーズンはホームゲームに関しては全て行っていますね。

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たとえば、試合前後にもグリロケの選手たちが来ると思うんですが、その時にラグビーの話をしたりするんですか?
美夢さん
それは、しない!
ラグビーの話は選手とはしないようにしてますね。
もちろん選手からは「見にきてね〜」というお話はありますが、試合の内容などについてお話することはありません。
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ラグビーの話を「あえて、しない」ことを心がけているんですね。
美夢さん
はい。選手たちがここに来ている時って気分的には「オフ」だと思うんです。
だから、やはりその気分を崩すようなことはしないようにはしていますね。
基本的には、それ以外のことについてお話をさせてもらっていますね。
「元気?」「おやすみどこかいくの?」みたいな普通のことです。
ー
選手としてではなく、一人のお客様として接しているんですね。
例えば、選手たちがカフェにいる時に、他のお客様がいらっしゃる時もあるじゃないですか。
そういう時って、ラグビーを知らないお客様って、びっくりされるんじゃないですか?
美夢さん
はい笑
それは今でもやっぱりありますよね。
ただ、選手たちも普通に他のお客様とコミュニケーションを取ってますよ。
特にアッシュ(ディクソン)は、ここでコーヒーを飲んでいくことが多いですからね。
「体、おっきいね!」→「ラグビーやってます!」みたいなやり取りはよく見ますね。

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実はWTCでも、アッシュとニック(フィップス)は、他のお客様とよく話しているらしいんですよ。

美夢さん
そうなんですね。
ニックは本当に勉強熱心ですよね。日本語も頑張って勉強してますし。