強いラガーマンたちが、ただの“コーヒー好き”に戻る場所。36COFFEE店主・美夢さん

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グリロケの選手たち、コーヒーへのこだわりが強すぎて…


グリロケの選手たちがよく頼むメニューってあるんですか?

美夢さん
あります!

8割くらいの選手は「カフェラテ」を頼みますね。
特に、パッチさん(リース・パッチェル選手)、ジェフ(クリッジ)さん、亀井(亮依)さんは、普通のマグカップよりも一回り小さいマグで頼まれますね。

要は、「ミルクをちょっと少なくして、コーヒーをより感じられる」ようにしているんだと思うんですよね。


へえー!元から、36COFFEEでそういうサービスをしていたわけでは無かったってことですよね。

美夢さん
元々はウチのカフェでは同じサイズのマグカップしか用意してなかったんです。


そしたら、パッチさんが自前でマグカップを持参されて
「これで、ラテ作ってほしい」
ってお願いされたんですよね。

そしたら、アッシュさんも自分のマグカップを持ってくるようになって。
やっぱり自分のお好みがあるようです。

さらに「ラテのミルクを減らして作ってくれ」とも注文されまして。
実はラテってミルクが少なくなるとその分、ラテアートの難易度が上がるんです。

ただ、パッチさんが持ってきたこの小さめのカップで作ると「ミルク少なめ」でもラテアートがしっかりできるんですよ。

そう言うこともあって、ウチでも小さいカップを扱うようになったってことですね。

右がパッチ、左がアッシュの私物マグカップ


みなさん、かなりコーヒーにこだわりがあるんですね。

美夢さん
ベストな状態で飲みたいんでしょうね。
アッシュなんかは、毎回ウチのマシンを使って自分で自分のドリンクを作りますしね。


え!すごい笑

美夢さん
そうなんです。アッシュの場合は、特にこだわりが強くて。
ご自身で購入してきたニュージーランドのコーヒー豆を「プロのグラインダーでエスプレッソにしたい」って、お願いされたんですよ。
普通のご家庭では、ウチで扱っているような大きなグラインダーは置けないですからね。

それでウチのマシンを使うようになって。今ではもう、すっかり機械の取り扱いも慣れたみたいですね笑


ということは、もうアッシュはここで働くこともできちゃう…ってことですよね。

美夢さん
実際にアッシュがお店に来て自分のドリンク作っていた時に、他のお客さんのドリンク作りのお手伝いをしてくれることもありましたね。

お客さんは目が点になっていましたけど、心強いですよね笑

ラグビー選手というよりも、コーヒー好きなお兄さんとして。


アッシュのようにコーヒー好きだと、「我孫子にいるコーヒー好きなお兄さん」的な感じで仲良くできますね。
なんというか「ラグビー選手」って言うと一般の方には馴染みがないけど、「コーヒー好きな人」であれば、一気に距離が近くなる感じもしますね。

美夢さん
そうなんですよね。
半分冗談だと思うんですけど、(尾又)寛汰選手が
「オフシーズンにここでバイトしてみたい!」
って言ってくれたことがあったんですよ。

尾又寛汰選手

それを聞いて、例えば我孫子にあるカフェとかで選手たちが「一日バリスタ」イベントみたいなことをしたら盛り上がるだろうなぁ。って思ったりもしましたね。

ラグビー好きだけじゃなくて、コーヒー好きも集まるんじゃないかなって。


それ、実現したら本当におもしろいですよね!街の盛り上げにもなると思うし!

美夢さん
ですよね!
もちろんNEC側とのこともあると思うんですけど、できたらいいなぁ。と思っています。


選手もユニフォームを着た状態だとやはり契約に抵触してしまう部分があると思うので動きづらいと思うんですけど、基本はプライベートの時間についてはチーム側も触れないということらしいので、私服でイベントを行うんだったら出来そうな気がするんですよね。むしろ私服の選手たちを見たい方もいるだろうし。

美夢さん
それ!特に「推しの選手」がいる女子は見たいと思うんです。

うちのカフェにも、選手がオフの日に来る時にはユニフォームじゃなくて私服で来るんです。
そのような姿もギャップがあってやっぱり良くて。

そんな感じでカフェと言う場所が我孫子の方とグリロケの選手との交流の場になったら、本当に嬉しいですよね。

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