憧れの選手たちをカフェという場所で癒す。青木さん WITH TRIANGLE COFFEE

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エンターテイメントとしてのスポーツの力がリーグワンには必要。

 青木さんは、ラグビーそのものを楽しむだけでなく、選手たちとのふれあいも大切にしていると感じます。そんな青木さんから、これからラグビー観戦に行く人たちへ「ラグビーをもっと楽しむためのコツ」を伝えるとしたら、どんなアドバイスをしますか?

青木さん 一番はスタジアムにある「スクリーンを見ること」じゃないですかね?

選手たちが良いプレーをした時に、スタジアムのスクリーンにリプレイ映像が流れるじゃないですか。
そこで良いプレーをした選手の名前も一緒に出ますし。

これって他のスポーツでも一緒だと思うんです。

例えば、メジャーリーグだって大谷翔平選手が試合に出た時に、大きなスクリーンに彼の今までの功績とかをバーっと流してくれたりするじゃないですか。そういった情報の演出があると、観客もより楽しめると思うんです。

 柏の葉スタジアム(グリロケのホームグラウンド)のスクリーンってメインスタンド側からしか見えないんですよね。あれは、もったいないなぁと感じていました。

青木さん そう。プロスポーツって、スポーツの面白さに加えて、エンターテイメントとしても、きちんと面白いかも大事だと思うんですよ。

そういう点でいったら、アメリカのメジャーリーグやNBAなんかはエンタメ感はすごいですよね。

そういえば、日本のバスケットボールリーグのBリーグは2026年から新しいレギュレーションになるらしいんですよ。というのも今までは「勝ち星」で一部、二部、三部リーグを分けていたのを、「試合での集客数の多さ」で分けようとしているらしいです。

青木さん おぉ〜!!新しいですね。そういうの。

 今まではお互いのチームが「強くなるため」に努力していたので、試合に勝つための戦略的なノウハウを他チームにシェアはできないじゃないですか。

ただ「試合の集客数」だったら、お互いに集客できる仕組みがあった方がいいので、そのノウハウはシェアした方がいいんです。

そういう意味で、Bリーグのチーム全体がエンタメ的な部分に力を入れていくことになると思うんですよ。

青木さん 確かに、グリロケにしたって、集客数が無ければ収益だって上がらないわけですよね。
収益が上がらなければ、いい選手だって獲得できないわけで。

そもそもリーグワンそのものの集客数がまだ全然足りてないと思うんです。
その中でもグリロケの試合は他のチームと比べても、お客さんが多い方とは決して言えないわけで。

だから、青木さんがさっきおっしゃっていたように、「グリロケの試合ってエンタメ性が高いよね」っていうふうにお客様が思ってくれるような仕組みを先に作った方がいいと思うんですよ。

青木さん あと、ラグビーってポジションで背番号が決まっているじゃないですか。
プレーヤー一人一人が背番号を持っていないのがグッズを作る上で難しいところですよね。

例えば、他のスポーツだったら「憧れの選手みたいになりたい」って思ったら、同じ背番号がついたユニフォームを着て練習しよう!みたいになるじゃないですか。

その手法がラグビーはできない。選手に対して番号があった方がグッズは売りやすいとは思うんですけど。
グッズ販売の収益も結構チームの運営においては大きなポイントだと思うんですよ。

魅力的なプレーで心を掴む「やりたい!」と感じさせるラグビー選手の姿をもっとみたい。

 青木さんはラグビーを見始めてもう3年くらい経つと思うんですが、今はもうラグビーに完全にハマっている感じですか?

青木さん そうですね。ハマっています。見ていて面白いですし、ラグビーやってみたいなぁとも思っています。

「やってみたい」まで来るのはスゴイ!なぜ、そう思ったんですか?

青木さん マノ(元グリロケのレメキ選手)のプレーが見ていて面白かったんですよね。ものすごいエンタメ性が高くて魅せてくれるというか。

ああいうプレーを見て、小さい子供とかが憧れてラグビーやってみたいって考えると思うんですよ。

僕も初心者としてラグビーを見た時に、やっぱりマノのプレーはカッコいいな!って思ったし、ちゃんと観客を煽って盛り上げてくれたじゃないですか。ああいうのは見ていて気持ちいい。

僕も実は昔、結構真剣にバスケをやっていた時期があって、プロの選手になりたかったんですよ。
だからこそ、プロとしての魅力がある選手はいいなぁ。と思っちゃいますね。

 スポーツは違えど、楽しさを伝えることは一緒ということでしょうね。

青木さん そう。だから、自分のやっていた事と重ねちゃうんですよ。

スポーツでプロになっている選手たちは、僕がなりたかった場所にいる人たちですから。
そういうプロ選手たちが今、自分のカフェに来てくれていることが、最初は不思議な感じでしたよ。

プロ側にいたかった自分もいるし、そんなプロプレーヤーが常連さんになってくれている嬉しさもあるし(笑)
やっぱり、カッコいいですよ。良い人たちばかりですしね。

(終わります。)

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