NECグリーンロケッツのファン=通称クルーたちの熱い想いをインタビューし、
次のクルーに繋げていくこの企画!
第二回目はグリロケの選手たちもこぞって訪れるめし屋味日和のマスター・小松崎さん。
少年時代は毎週金曜日夜にテレビにかじりつくプロレス大好き少年。
「男同士のぶつかり合い」に魅了された子は、大人になって今度はラグビーに夢中!
「選手を胃袋から応援したい。それしか僕にできることはないですから。」
地元のお客様やグリロケの選手たちのために美味しい料理を探究し作り続ける小松崎さん。
そんな我孫子の料理人クルーに今回はお話をお伺いしてきました!
めし屋味日和について
常磐線・天王台駅前にある「めし屋味日和」。
マスターの小松崎さんは都内の飲食店で修行後、地元である我孫子に6年前、店舗を構えました。
「美味しい和食を、手頃な値段で。」と語るように、味日和の食事はどれも絶品!
さらに、ただ味が良いだけでなく、身体にとって良い料理をお出ししてくれます。
そのおかげもあって地元の老若男女だけでなく、身体のコンディションを気にするグリロケの選手もお得意様に。
店内には選手のサインがびっしりと貼ってあります。
その噂を聞きつけて、引退までは絶対身体に悪いものを食べないと誓いを立てる、ストイックな期待の新人「吉村紘」選手もちょくちょく食事に来ているとか…
こだわりのビールも種類が豊富で、全部美味しい!
思わず長居したくなるお店です。
球技に興味のない自分が、ラグビーだけは最後まで飽きずに観戦できた。
インタビュアー酒井:
小松崎さんがラグビー好きになったきっかけを教えてください。
味日和・小松崎さん:
2019年の日本で行われたラグビーW杯の試合中継を、たまたまテレビで見たのがきっかけです。
本当にテレビをつけたらやっていたという感じで、最初はなんとなしに見ていたんです。
ただ、あれよあれよと画面に引き込まれていって、結局は最初から最後までフルで見ちゃったんですよ。
このことは自分にとって本当に驚きでした。
球技系のスポーツの試合を最初から最後まで飽きずに見たという経験は初めてだったんです。
インタビュアー酒井:
野球とかサッカーのようなスポーツも今まで見れなかったということですか?
味日和・小松崎さん:
はい。息子がやっていたサッカー応援に行ってはいましたが、ルールを覚えようみたいな…そういう意識はなかったですね。
今一つハマることができなかったというか。
むしろラグビーにこんなにハマった自分の姿を実の息子に見せてしまうことに、引け目すら感じていました苦笑
かといって、好きなものは止められないんですよ。
そのラグビー中継のあとすぐに色々調べて、その次の試合はパブリックビューイングで見ることができるところまで調べたんです。
一緒に行こう!と息子も誘ったんですが、「やだ。」とバッサリ断られましてね。その時は断念したんですが…
今思えば、一人でも行けばよかったなぁ…。
インタビュアー酒井:
まさしく、ガツンとハマっていったような感じだったんですね。
「ご飯おかわり」のおかげで繋がった亀井選手。
インタビュアー酒井:
グリロケを応援するきっかけについても教えてもらってよろしいですか?
味日和・小松崎さん:
私は小学校のころから我孫子にいたので、ずっと我孫子にNECのラグビー場があることは知ってはいたんですよ。
ただ、今みたいに選手がその辺を歩いていた…というような記憶がないんですよね。
ラグビーの面白さにまだ気づいてませんでしたし、日頃、目にする機会があまりにも少なかった。
インタビュアー酒井:
ただ、2019年の日本のW杯でラグビーにどハマりしたと。
味日和・小松崎さん:
そう、そのタイミングで一旦コロナがやってきて、お店の営業が厳しくなった時期があったんです。
お酒はダメだし、営業時間も19時まで。これはやばいってなったんですよね。
なので、そのタイミングでランチ営業を始めたんです。
その時にフラッと入ってきたのが、グリロケで活躍している亀井亮依選手だったんですよ。
インタビュアー酒井:
最初の印象はどのような感じだったんですか。
味日和・小松崎さん:
でかいな。という感じですね。
あとは耳もラグビー選手独特の潰れ方をしているので、あぁ、グリーンロケッツの人だと思ったんですよ。
ただ、時期的にコロナで黙食が推奨されていましたから。その日は会話もなく、食べてすぐに出ていったという感じだったんです。
そしたら、翌日も亀井選手が来たんですよ。しかも奥さんと一緒に。
インタビュアー酒井:
よっぽど美味しかったんでしょうね!
味日和・小松崎さん:
その時も最初は黙って食べていたんですが、食べ終わった後、茶碗を持っている亀井選手の顔に、
「もっと…たくさんごはんが食べたい」
って書いてあったんですよ。そういう雰囲気がこっちにバシバシ伝わってきて笑
なので、「おかわり、いりますか?」と聞いたところ、すごい嬉しそうにしていましたね。
そこからは、ちょくちょく来てくれるようになって、会話もするようになりました。
インタビュアー酒井:
「ご飯のおかわり」が架け橋になったんですねぇ笑
川村選手の機転のおかげで、サポートカンパニーになった
味日和・小松崎さん:
実は同じタイミングで元グリーンロケッツ、現在はキヤノンでプレーしている川村慎選手も来たんですよ。
彼も最初はたまたまフラッと入ってきて、その後、ウチの店を気に入ってくれたみたいで、来店するたびに徐々に話をするようになりました。
その辺りで、彼らがどんなラグビー選手か知りたくなるわけですよ。
ふと、スマホで調べたら、亀井選手は当時グリロケの「キャプテン」を任されていて、
川村選手は、当時ラグビー選手会の「選手会長」をやっていたわけです。
そんなスゴイ人が同じタイミングでウチの店に来た事にまずは本当にびっくりしたんですよ。「エッ!」って。
その二人を通してまたラグビーの話をすることが面白くなっちゃったんです。
インタビュアー酒井:
それでグリロケのサポートカンパニーになろうと思ったということですか?
味日和・小松崎さん:
いや、だからと言ってサポートカンパニーという制度があることは知らなかったですし、そのつもりもなかったんです。
ただ、これだけ面白い選手二人が味日和を気に入ってくれたんだから、ファンクラブくらい入っておくか。という気持ちになったんです。
だから、最初は5000円のスタンダード会員から入るつもりで、(川村)慎さんに話したんです。
そしたら、
「今度担当のものを連れて行きます!!」と意気揚々、帰っていって…
後日、グリロケの広報の方がいらっしゃったんですよね。
インタビュアー酒井:
あれ?ファンクラブ会員登録ってインターネットでできますよね。
味日和・小松崎さん:
そうなんですよ。
最初に慎さんにお願いした時、「担当者を連れてくる」と言ったことにちょっと違和感はあったんですけど…
サポートカンパニーに味日和が入るっていう形で話が進んじゃったんです笑
で、いらっしゃった広報の方からリーグワン開催の説明とサポートカンパニーの説明をお伺いしたところ、その会費が自分が想定しているものよりも…だいぶ良〜い値段だったんです。
でも、せっかく丁寧に説明してくれている手前、むげに断るわけにもいかないし…と考えていたんですね。
その時、ふと頭をよぎったのがコロナで効果をなさなくなっていたタウン誌への広告代のことだったんです。
その時期、町中のいろんな人が動きづらい状態ですから、集客のための広告費をかけても意味がなかったんです。
それなら、そのお金をグリロケの方に払っちゃった方がいいかな。と思って、その場で契約させてもらいました。
インタビュアー酒井:
結果的に、川村さんの勘違いからサポートカンパニーになる事になったんですねぇ。
味日和・小松崎さん:
勘違い…だったのかなぁ笑
今ではサポートカンパニー同士のつながりも出来ましたし、本当に良かったですけどね。
ラグビーの魅力は「ぶつかり合い」と「応援のしがい」
インタビュアー酒井:
ラグビーの魅力はどのようなところにあると思いますか?
味日和・小松崎さん:
もともと格闘技が好きなんですよ。
「男同士のぶつかり合い」みたいなことが子供の頃から結構好きで。
小さい頃は毎週金曜日夜8時、テレビでイノキと馬場が出てくるプロレスを見ているような小学生でしたから。
インタビュアー酒井:
そういうものを見て、感情が昂るタイプなんですね。
そういえば、先のシーズンでグリロケがダイナボアーズに勝利した時も、小野さんと思わず抱き合って喜んでましたもんね。
味日和・小松崎さん:
あの時は本当に…なんであんなことをしたのか…覚えてないです笑
ただ、グリロケの勝利が本当に嬉しかった。素直な感情だったと思うんですよ。
あとは、ラグビーってお互いを「称え合う」文化があるじゃないですか。
この考え方は他のスポーツにはない、すごい良いところだと思いますよね。
その姿勢に感動しますよ。
インタビュアー酒井:
まさしく「ノーサイド精神」ですね。
味日和・小松崎さん:
あとはやっぱり、グリロケの選手たちってウチの店のお客様でもありますから。
知っている人が試合に出ていると、見る目も大きく変わります。
最初に来てくれた亀井選手と川村選手は、ラグビーでも一番体を張るポジションにいますし、
それをみていると親心じゃないですけど、「もっと彼らを食事で強くさせてあげたい!」という想いが湧いてきちゃいますよね。
選手のおかげで料理を食べる人の「身体」についても考えるようになった。
インタビュアー酒井:
ラグビーを見るようになってから、小松崎さんの中でなにか変わったことがありますか?
味日和・小松崎さん:
料理に対する考え方が大きく変わりましたね。
さっき言ったように、ウチの店に来てくれる選手たちを食べ物でサポートしたいという気持ちが生まれてから、美味しさはもちろんですが、栄養のことも日々勉強するようになったんです。
それまでも、お客様の好みを把握することはやっていたことなんですけど、お客様の身体のことまでは意識が向いていませんでした。
今は食べに来てくれる人の顔色や体調についても聞きますし、
今まで使ってこなかった体に良いと言われている食材や調理方法に興味が出てきました。
インタビュアー酒井:
グリーンロケッツの公式チャンネルで尾又寛汰選手も行きつけのお店としておすすめしていましたね!👇
グリロケ選手たちにもそういう気持ちが伝わって、常連になってくれるんですね。
味日和・小松崎さん:
本当に僕が彼らにしてあげられることはそれしかないですから。実はたまに選手に料理の試食なんかも頼んでいるんですよ。
料理を作ることに対して新しい刺激がもらえましたし、グリロケを「胃袋から応援する」が僕が彼らにできることだと思うんです。
推し選手は大盛りご飯でつながった「亀井選手」
インタビュアー酒井:
小松崎さんがイチオシしたい選手はだれですか?
味日和・小松崎さん:
なんだかんだでやっぱり亀井選手ですかね。
ラグビーと僕に最初に架け橋をかけてくれた選手ですからね。
最初の出会い方が本当に良かったと思うんですよ。「ご飯、おかわり」がつなげてくれた縁ですからね。
あと、彼は本当に不言実行タイプというか、一人でも黙々と練習するタイプなんですよ。
言葉で伝えるのではなくて、背中で見せて引っ張るタイプなんですよね。
その上で、チームメイトのことをよく見ているんです。
あの、ストイックな吉村紘選手がグリロケに入ってきた時にも相談を受けたんです。
「ドン引きするくらい体に良いものしか食べないヤツがいるんですけど、マスターなんとか一緒に食事させてくれませんか?」って、彼を連れてきてくれたんですよね。
そういう若手を応援したくなるのも、亀井選手のおかげですよね。
本当に彼らをサポートするのが楽しいです。
次のインタビューは「ゆう治療室 近藤先生」
インタビュアー酒井:
小松崎さんが次にインタビューを回したい熱烈なグリロケクルーをご紹介いただいてもよろしいですか?
味日和・小松崎さん:
地元の後輩でもある「ゆう治療室の近藤先生」ですね。
いつも一緒にスタジアムで応援している仲間ですね。
あと、彼のところにはたくさんのグリロケ選手たちが施術を受けにいっていますし、とても良いクルーです!
選手たちには体調に気をつけた上で、D1昇格を目指して欲しい!
インタビュアー酒井:
では、最後にNECグリーンロケッツに向けてメッセージをお願いします。
味日和・小松崎さん:
まず言えるのは選手たちが体調を崩さずに無事シーズンを終えていただければと思います。
その上で、D1に昇格して欲しい!是が非でも…。
上がった方が関わったみんながやっぱり嬉しいですからね。